文庫
エッセイ
イチローに糸井重里が聞く
「キャッチボール」製作委員会
ISBN:9784022619747
定価:660円(税込)
発売日:2019年4月16日
A6判並製  224ページ 
品切れ・再販未定

一本ヒットを打つと飛びあがるほどうれしい・・・・・・。
普段はそんなそぶりを一切見せないイチローが、本音を語る。
ヒットを打つことの難しさ。細いバット、神経が通るグラブを使った理由。
「お金とは?」の質問に答えた、少年時代のコンプレックス。
その他、「五十一個のイチロー哲学」「糸井重里から、イチローへの手紙」なども収録!

イチローが、バッティング理論だけでなく、人生観を、野球を知らない初心者にも分かりやすく語る。
例えば、道具へのこだわり。道具係に任せずに、自分で丁寧にグラブを手入れしながら使うのは、練習したことを「体に記憶させるため」だから。太いバットだとヒットが打てるのは「勘違い」だと断言。「太いと当たってはいけない場所に当たる」可能性があり、そのぶんミスショットが増えるのだという。
スランプを脱出するきっかけは、ホームランやヒットを打つことでもなく「セカンドゴロ」だったそうで、「凡打をして、その凡打の理由が分かったとき」の感覚こそ大切だそうだ。
また、糸井重里の「お金ってなんですか?」の質問に対して、しばし沈黙したイチローは、少年時代にすごく小さい家に暮らしており、ともだちを呼ぶことさえできなかったエピソードを語る。あの家で育ったことは「神様のプレゼント」であり、何十億もらおうと「千円は千円」という金銭哲学も披露する。

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