頼朝、尊氏、信長だけじゃない。
日本史を動かした8人の仰天の真実とは――
新機軸の「3つの視点」から浮かび上がる
リアルで濃ゆい! 中世史読本。
ともかく、人間は面白い。
中世を読み解く上で押さえておきたい8人のキーパーソン列伝。
源頼朝、法然、九条道家、北条重時、足利尊氏、三宝院満済、細川政元、織田信長。
当時の環境や常識に照らしつつ、彼らの行動、周囲の反応を現代からいかに捉えるか。
濃厚でリアルな政治史の流れが浮き彫りになる。
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「なあんだ、人物史を掲げながら、結局は政治史じゃないか」と言われるかもしれない。そうなのだ(いや、開き直りではなくて)。何人かの人物を取り上げて一冊の本にまとめる、という企画を立てたとき、私は個々の人物を描きながら、政治の一連の流れを浮き彫りにしたかったのだ。人物をあくまでも客観的に見ながら、さらに欲張って何かを語れれば。その「何か」が、私にとっては中世の政治史だった。 (「おわりに」より)
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