週刊朝日で13年にわたって連載が続く「司馬遼太郎シリーズ」の写真を担当してきた小林修が、司馬遼太郎最後の同誌連載「街道をゆく」の視点で撮影した作品をまとめたファースト写真集。2017、18、19年度と3年連続で日本雑誌写真記者会賞の最優秀賞を受賞した小林の作品と司馬文学のコラボレーションをお楽しみください。
小林が写真を担当する連載の再録を中心に構成し、19冊で延べ90万部を超える週刊朝日ムック・司馬遼太郎シリーズの中から、厳選した約100点の写真を収録する。「街道をゆく」「この国のかたち/風塵抄」「幕末の群像」「坂の上の雲」「戦国の余韻」「宗教の世界」の六つのテーマに分け、写真の一部には連載・ムックと同様に司馬作品の「ことば」を盛り込む。小林とともに13年にわたって連載の執筆を続け、「街道をゆく」の最後の担当でもある週刊朝日編集委員・村井重俊が、小林の作品と司馬文学を結びつける解説を掲載し、司馬氏の小説のファンの方にもよろこんでもらえる内容となっています。