ささいなことにイライラするのに
肝心な時には上手に怒れない・・・・・・。
怒りに負ける人、必読!
小さなイライラは消し、大きな怒りは原動力に変える。パワハラや危険運転など、理不尽な他人の「怒り」から自分を守り、怒るべき時には正しく怒る。怒りの感情と上手に付き合う心理トレーニング「アンガーマネジメント」が身に付けば、仕事や人間関係が劇的に変わる!
内容紹介
【目次】
第1章 「怒りに負ける人」「怒りを生かす人」の違いとは?
●怒りにふりまわされない人には、ぶれない芯がある
●「失ったものは元に戻らない」という孫子の教えに学ぶ
●「怒らない」ではなく「怒りと適切に付き合う」という姿勢でいる
●ムダに怒ることは、才能をつぶすこと。怒りの奴隷にはならない
●健全で、建設的なエネルギーとして活用している
●「抑える」以上に「上手に出す」という視点に立っている
●イライラを生みやすい「〜すべき」を手放すのがうまい
●腹の立つ相手でも、相手の育った環境や背景を推察できる
●怒りと上手に付き合えば、未来が広がることを知っている
第2章 日々、イライラする、ささいなことにムッとくる場合
●「とっさに怒る」の悲劇を防ぐためには、6秒待つ
●スマホや文庫本で、怒りの再生産の流れを断つ
●ムダな怒りは、ちょっと複雑な計算や翻訳でそらす
●イラッときたら、の中で実況中継し、「現在」に集中する
●自分のためにも「下への怒り」は強く戒める
●そもそも、イライラが充満する場所には近づかない
●「携帯を一日持たない」で、不便に慣れる練習をしてみる
●体調管理は、怒りの管理でもある。疲れたら意識的に休む
●「食わず嫌い」や思い込みで、怒りの元を増やさない
●無責任な批判は、ポジティブな意見へ変換してしまう
第3章 大きな怒りを感じたり、怒りが積もり積もった場合
●「なんとなく知っている」と「正確に理解している」の違いをわかる
●動物の観察日記をつけるように自分の怒りを記録する
●怒りの根底にある「わかってほしい」という思いに気づく
●「怒りに対応する」より「不安に対処する」という視点をもつ
●「原因」より「目標」、「過去」より「未来」について怒る
●「上から下」へ怒るときには、「一貫性」をもたせる
●「下から上」へ怒るときには、「落差」を利用する
●心底腹立たしい思いは、細分化してポイントをしぼる
●不満よりも、やってほしいタスクを「見える化」する
●社会問題への怒りは、自分の人生の延長上にあるかどうかも考える
第4章 「怒りたいのに、怒れない」と悩んでいる場合
●怒っても、なぜか嫌われない人の特徴を考えてみる
●実際に怒ることで、「怒りたければ、怒ってもいい」と気づく
●愚痴は、イヤな出来事を脳内で再現すること。なるべく言わない
●イライラすることで、大変さをアピールするのはやめる
●「怒っても私は許してもらえる」という甘えをもつ
●改善点は、「今度から」という言葉を添えて、具体的に伝える
●短い時間で適切な言葉を選ぶ練習をする
●時間を置かずに、主語を「私は」にして、不満を伝える
●反省するより、自分の選択を正解にする努力をする
第5章 「怒りを生かす人」であるために大切な8つの習慣
●「一本筋が通っていること」を大切にする
●「怒ったくらいでなくなる人間関係でいいのか?」を問う
●「イヤなものはイヤ」と、子どものように純粋に怒る
●正当な理由がなくても、仲間のために怒れる人でいる
●「ここだけはゆずれない」というラインをもつ
●「本当に欲しいもの」以外の欲望はもたない
●負の感情にとらわれすぎないで、損切りする勇気をもつ
●「怒る」か「怒らない」か、答えを自分の中にもつ
著者略歴
1971年群馬県生まれ。日本アンガーマネジメント協会代表理事。外資系企業、民間シンクタンクなどを経て渡米。怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の理論、技術を習得し、日本に導入した第一人者。ナショナルアンガーマネジメント協会(米国)では最高ランクのトレーニングプロフェッショナルに米国人以外で唯一登録。民間企業をはじめ、各教育機関、医療機関など数多くの研修、セミナーを担当。著書に、『アンガーマネジメント入門』『自治体職員のためのアンガーマネジメント活用法』『マンガでわかる介護職のためのアンガーマネジメント』など多数。著作は中国、タイ、韓国、タイ等で翻訳され累計50万部を超える。