家康の「小山評定」、小早川秀秋への「問鉄砲」、三成と吉継の友情物語はすべて作り話!?
一次史料を駆使し、従来の“関ヶ原”史観を根底から覆す衝撃の書!
東西両軍の主要武将を網羅した初の列伝。
「関ヶ原」には、よく知られたエピソードが多い。
だが、それらを一次史料で丹念に検証していくと、歴史的事実とは言えないことがあると、次々とわかってきた。
どこまでが「事実」で、どこまでが「フィクション」か?
・豊臣七将による三成襲撃事件も一次史料にはなし。
・「小山評定」における福島正則の大演説は作り話。
・石田三成と大谷吉継の“涙あふれる友情物語”は根拠がない。
・“お飾り”の西軍総大将ではなかった毛利輝元の野心家ぶり。
・小早川秀秋への“問鉄砲”は完全なるフィクション。
・前田利長は戦後に大老の地位を失った隠れた“敗者”。
・9月15日以降も上杉vs.伊達&最上の“東北の関ヶ原”が続いていた。
【本書で扱う武将たち】
徳川家康
上杉景勝
伊達政宗
最上義光
毛利輝元
石田三成
宇喜多秀家
大谷吉継
前田利長
長宗我部盛親
鍋島直茂
黒田長政
小早川秀秋
福島正則