制服は「管理」か?それとも「個性」――か?
1960~70年代の高校紛争で一部の高校が私服化された。
その後、80年代のツッパリブームや90~2000年代のコギャルブームなどで、生徒は校則に反発し服装の自由を求める傾向があった。
しかし、昨今では私服の高校が制服化したり、制服における適度に厳しい校則が学校の「売り」になったりするなど、むしろ自ら管理を求めている風潮さえみられる。
これは保守化する日本社会の表れなのだろうか? それとも、多様化する制服そのものが「個性」なのだろうか?
時代とともに変わる「学校制服」の水脈を辿り、現代日本の姿を浮き彫りにする。