成功する人は、弱みを克服することに時間を費やすのではなく、強みを磨くことに努力しています。苦手なことは、どれだけやっても、せいぜい平均どまり。でも、すでに持っている才能を磨いていけば、自分にしかない武器を持つことになるのです。
しかし、多くの人が自分の本当の才能に気づいていません。才能を自覚しないまま放置していては、せっかくの「自分」を殺してしまっているのと同じです。
本書では、自己認識の力を高めて、“才能のタネ”を発見し、ふだんの仕事のなかで生かしながら磨き上げていく方法を解説。数々の外資系企業でステップアップを続け、ギャラップ社認定ストレングスコーチでもある著者が実践を通じて得てきた知見を明かします。
【目次】
第1章 なぜ、いま自分の“本当の強み”に気づいてほしいのか
1.9割の人が「自分」を知らない
2.なぜ、日本人は幸福感も自己肯定感も仕事への熱意も低いのか
3.まずは、「自己認識」からはじめよう
4.自己認識は組織の問題も解決する
5.生まれ持った「能力」ではなく「自分らしさ」に目を向ける
第2章 自分の“才能のタネ”を知る方法
1. 自己認識に欠かせない6つのマインドセット
2.才能のタネに時間を投資し、「強み」に育てる
3. 苦しいときこそ、才能のタネを見つける絶好の機会
★才能のタネをみつけよう①
★才能のタネをみつけよう②
4.イライラした瞬間を見逃さない
★才能のタネをみつけよう③
5.誰かの代わりに、あなたがやってあげたこと
★才能のタネをみつけよう④
6.他者からのフィードバックで、才能を可視化する
★才能のタネをみつけよう⑤
★才能のタネをみつけよう⑥
7. 定期的にコーチングを受ける
8.「知らずにいること」の代償
9. 孤独は自分と向き合う最良の方法
10.自分を表現する応援歌をつくる・もらう
★才能のタネをみつけよう⑦
11.才能診断ツールを使ってみる
12.世界のエグゼクティブが活用するクリフトンストレングス・テスト
13.診断ツールにおぼれてはいけない
第3章 自分の強みをめいっぱい生かす
1.世界のリーダーたちの共通点
2.対話型リーダー
3.上司や部下と“良好な関係”を築けていますか?
4.自分の弱みをさらけだすのは、誰だって怖い
5.「自分のために」から「あなたのために」へ
6.非効率・非生産的な時間こそ大切に
7. 自分の強みで他人に貢献するということ
8.自分の器を広げていくのが人生
9.実践「前」の手引き
著者略歴
瀬戸和信 せと・かずのぶ
SONOS JAPAN日本代表/ギャラップ認定ストレングスコーチ
1978年生まれ、石川県金沢市出身。外資系企業 (フィットビット、マイクロソフト、エイサーなど) で、営業、マーケティング職を歴任。フィットビットでは「腕時計で健康管理する(次世代万歩計)」という考え方を普及させるために日本の事業立ち上げに携わる。マイクロソフトでは「新しいパソコンの使い方(Surface)」を広めるために日本の初代製品責任者として事業を推進。エイサーでは「必要ない機能を削ぎ落し、5万円で買えるパソコン(ネットブック)」を普及させるためにマーケティング部門で事業を推進。それまで日本人に認知されていなかった商品・サービスを日本に定着させ、未来の習慣を創る仕事に情熱を傾けてきた。2018年9月より現職に就き、日本人の新しい音楽の聴き方を創ることに奮闘中。17年より米ギャラップ社のギャラップ認定ストレングスコーチとなる。人の得意を引き出し、チームで力を発揮するべく実践中。著書に、16年に「News Picks」の人気連載を書籍化した『クリエイティブ思考の邪魔リスト』(小社)がある