アパレル業界における、過剰に供給して過半が売れ残る「ギャンブルビジネス」は死に体だ。
シーズン毎にトレンドを仕掛けて買い替えを煽り、メディアと結託して「ブランド神話」を創造し煽ったファッションシステムの手法はもう通用しない。
新型コロナの収束がみえず、消費者の「エシカル(倫理)」志向が高まり、アパレルは歴史的な転換期を迎えている。
衣料品の役割が大変容した今、生き残りをかけた業界の実態に、ファッションマーケティングの第一人者が迫る。
<目次>
プロローグ コロナで一変した生活と生計
第一章 壊滅的打撃を受けた百貨店とアパレル
第二章 百貨店はコロナ以前に終わっていた
第三章 コロナに直撃されたアパレル業界
第四章 こうしてアパレル業界は行き詰まった
第五章 コロナ後の新世界はエシカル&リサイクル
第六章 アフター・コロナの店舗販売は一変する
第七章 アパレルの販売員は使い捨てなのか
第八章 ギャンブルビジネスからスマートビジネスへ
エピローグ ファッションシステム幻想から顧客目線へ