【書店員さんから心が温かくなるコメントを頂きました!】
誰にでも訪れる人生の岐路。
何かを選ぶことは捨てることでもある。
厳しい現実に突きつけられる優先事項。
自分を輝かせる存在に気づけば明日が見える。
大切な絆と心が通った生き様は素晴らしい。
悩みぬいた末の主人公の選択に共感の嵐…
強く確かな「ものづくり」に対する情熱は、この作家の小説への想いにも繋がっている。
「作り手」の愛が存分に凝縮されたこの物語は、後悔しない人生のための必読書だ!
(ブックジャーナリスト 内田剛)
「現実」と「夢」は、天秤にかけるものではないけれど、自分の本当の「想い」に気付いた時に、やり直しをする「勇気」は大切だと思った。
(くまざわ書店 錦糸町店 阿久津武信)
運命はどこで決まるかわからないものである。
あの時、ああしていれば良かった、こうしていれば良かったと過去を思い出しては反省ばかりしている。
まだまだ人生は自分の考え方一つでもいくらでも変えることが出来る。頑張っていた自分自身を思い出す事が出来る一冊に巡り合えました。
(ゲオ フレスポ八潮店 星由妃)
自分の手で何かを作り出すことって、すばらしい。圭太も美咲も自分の手で何かを作り出すヒトだからこそ、その手につかんだ光がある。
いくつになっても新しい人生へ踏み出すことができる。それを決めるのは、自分自身。
何かを選ぶということは、何かを捨てるということで。どこかへ進むということは、別の道を捨てるということで。それを決めるのは自分の権利だ。
トンネルを抜けた先に見える光る海のような読後感。
(精文館書店 中島新町店 久田かおり)
自分自身を貫き通す難しさに主人公・美咲を通じて様々な想いが交錯する。それでも自分の人生は自分が決める。
その願いと生きる事への賛歌に満ちたこの作品は、これからのそれぞれの生活を過ごす糧になるはずだ。
(大盛堂書店 山本亮)
イッキ読みでした!めちゃくちゃ面白い!
「そんな男と結婚するなー!」「ほら、近くにこんな良い人がいるやん!」
「よっしゃ、その仕事がんばれっ!」「ほらほら、良い感じに進めてるやん~!と心の中で独り言さく裂しながら、夢中になって読みました。
働く女性に読んでほしいですね。ホント面白かったです。
(ダイハン書房 本店 山ノ上純)
美咲の仕事というよりも、人生に対しての前向きな姿勢は、読んでいてとても明るい気持ちになりました。
それと、何でだろう。「ありふれた日常」を描いた作品だからこそなのでしょうか。
この「現実」が非日常すぎるから、胸が苦しくなりました。人が生きていくためには、「夢」や「目標」って必要不可欠なんですよね。
(文教堂書店 青柳将人)
作りたいものがあって、作る意欲が沸いてきて、形にすることができる人。
ものを作る喜びを知ってしまった主人公に共感と共に羨ましさを覚えました。
(文教堂書店 北野店 若木ひとえ)
迷ったり、悩んだり、一見、弱そうに感じた美咲ですが、自分の作品に対して、そしてそれらを売ることに対して、意志の強さや愛情が伝わってきて、とても清々しい気持ちになれる作品でした!
(幕張 蔦屋書店 後藤美由紀)
プロポーズを受け京都に移り住むことになった美咲が、紆余曲折を経てより成長する物語。
風光明媚な京都の街並みとやもすると排他的とも言われがちな京都の人々とのやりとりがこの地の二面性を顕しているかのようで、美咲を苦しめ励ましているかのようです。
美大に進みながらも一般に就職し自分でも気づかぬ内に奥底の本心をうまく表現できなくなってしまっていた美咲の心を、身近な人の裏切りともいえる行為、旧知の人との再会、新しい人との出会いが解放していくかのようでした。
「京都」だからこそとも思える物語であり、あらゆる年代の様々な人にきっかけが訪れてほしいと願う物語。
(明林堂書店 南宮崎店 河野邦広)
美咲の感情や意志のうつろいの表現がとても丁寧です。どこにでもいる人々の、どこにでもある物語のようなのに、心揺さぶられ感情移入してしまう、藤岡さんならではの佳編でした。
(八重洲ブックセンター 本店 内田俊明)
素敵な小説でした!
一人の女性が人生で大切なこと、もの、ヒトを取り戻していく、見つけなおす、考え直す、そして幸せな結末に。
京都ってこうなんだ!へえっと思いながら、美意識の高い古都でモノづくり、あこがれます!!
静かに日常の大切なことを見つめ直していく、藤岡作品はやはり手堅い。
(有隣堂 藤沢店 佐伯敦子)