競わず、裁かず、虐げず。
いじめも査定主義もそろそろ終わりにしませんか?
パンデミックが可視化したリスク社会を生きるすべ、不条理な現実を立体視する実践知がここに!
ウイルスがほんとうは何ものであり、どういうふるまいをするのか「わからない」。
それでも、経験的にわかること、実践的にできることはある。
あれば、それをする。――内田樹
コロナ禍のようなことが突然起こる不条理な世界で生きていくには、粘り強さというか、殴られてもめげずに立ち上がる根性のような、ある種のハードボイルドな生き方が必要だ。――岩田健太郎
◎目次より
【第1章】感染症が衝く社会の急所
・「わかっている」人ほどわかっていない感染症
・勝者が総取りする「東京的なゲーム」
・空洞化する高等教育のゆくえ
・反知性主義のバックラッシュ
・イエスマンを見分けるブルシット・ジョブ
・語られない東京オリンピック etc.
【第2章】査定といじめの相似構造
・孤独が蔓延る競争社会
・人を意地悪にする査定的な眼差し
・チームのパフォーマンスを上げるには
・日本の学力を下げた教育の市場化
・いじめにGOサインを出す教師
・管理業務を最小化せよ etc.
【第3章】不条理を生きる
・ダイヤモンド・プリンセス号動画配信で果たせた役割
・情報を商品扱いするメディア
・サイエンティフィック・マインドが欠けた学び
・非専門家だからこそできること
・この世は不条理なものである
・ハードボイルドという寛容さ
・スキームを切り替えながら生きる etc.