20世紀を代表するフランスの巨匠・アンリ・マティスは、ピカソも嫉妬したと言われており、後世の芸術家たちにも大きな影響を与え続けています。
フォーヴィスム(野獣派)の中心的な存在として活動したのち、絵画の革新者として、84歳で亡くなるまでの生涯をたどりながら、来日作品や代表作品の鑑賞ポイントを、分かりやすく解説していきます。マティスとは、一体どのような画家だったのかが分かります。
世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て開催するこの美術展は、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展となります。絵画に加えて、彫刻、素描、版画、切り紙絵、晩年の最大の傑作と言われる南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで、各時代の代表的な作品を見逃したら、次にいつ観られるか分かりません。
このガイドブックを読みながら、マティスの豊かな光と色に満ちたアートの世界を堪能してください!