日本経済の「一人負け」、
男性が女性を「買い叩く」日本の性風俗業界……。
なぜ彼女らは、海外で身体を売ることを選ぶのか。
経済停滞により「もっと稼ぎたい」と海外に目を向ける人が増えている。
それは、性風俗業界も例外ではない。
不法就労・国外退去のリスクを背負ってまで、何が彼女たちを駆り立てるのか。
仕事内容、出稼ぎに至る経緯、暮らしぶりなどを詳細に綴る渾身のルポ。
日本の風俗に嫌気が差しアメリカへ。
パパ活で月収は平均2万ドル
行く当てもなく渡米。
フリーターから、年収12万ドル
「たぶん私、本当は孤独なんだと思う」
渡豪し3か月で300万円を稼ぐ元派遣社員
長引く不況に生活苦、業界の働きづらさ、生きづらさ、承認欲求、先の展望が描けないこと―出稼ぎに至る背景には、さまざまな問題が絡み合っている。その一つ一つは、決して特殊なものではなく、誰もが肌身で感じたことがある問題ではないだろうか。