粋人による「最強」の江戸・東京の歩き方――
不朽の名著、待望の復刊!
当代きっての博覧強記にして粋人・種村季弘が、東京の裏町30を厳選して闊歩。ポストモダン臭一色になった東京のアスファルトを一枚一枚剥がすと、江戸や明治の名残が顔をのぞかせる。新装版に際し、森まゆみ氏による「二十年後の徘徊」を収録。
【主な内容】
碑文谷の蓮華往生
目黒の近藤富士
川崎・大師河原の「水鳥の祭」
人形町路地漫歩
上野山・寺と公園
永代橋と深川八幡
本所両国子供の世界
亀戸天神社と柳島妙見
築地明石町と清方
柴又帝釈天と新宿
吉原紅燈今昔
立石の要石、仲見世
中野の象小屋犬屋敷
神楽坂の仇討ち
伝通院と「外科医」の池
飛鳥山の花見、王子の狐
池袋モンパルナス
愛宕山「路地奥」再訪
新橋アンダーグラウンド
ほか全30の裏町
付録 東京三十の街 徘徊の手引き
東京三十の街 徘徊地図
解説 西田成夫
二十年後の徘徊 東京アンチ・デオドラント 森まゆみ