デジタル機器への依存がもたらす脳への悪影響は、AIの登場でますます高まっている。「タイパ」を重視するあまりデジタル機器による「便利」「楽(らく)」に依存すれば、自分の脳が本来持っている力を衰えさせてしまうリスクがあると、著者は強く警鐘を鳴らす。
「紙の本vs.電子書籍」「手書きvs.キーボード入力」――それぞれの記憶定着の差異など、さまざまな研究の成果に基づき、言語脳科学者が提案する「創造的な脳」のための処方箋。
【構成】
第1章 デジタル機器やAIの、何が危険なのか
第2章 合成AIの脅威
第3章 ペンはキーボードより強し
第4章 脳の仕組みを知る
第5章 紙vs.デジタル、脳活動の差異
第6章 柔軟な脳の可塑性
第7章 マルチタスクの重要性
第8章 非認知能力を伸ばすには