「またやっちゃった」「空回りばっかり」。ループしがちな「うまくいかない」はちょっとの工夫でうまくいく。こんなに仕事を頑張っているのに報われない。職場でしょっちゅうミスしたり、遅れたりで叱られる。要領が悪くて、いつまで経っても仕事が終わらない……。
専門は認知行動療法、自身もADHD特性のある臨床心理士が実感を込めて提案する、すべての不器用さんが人生くるりとラクになる「しくみ」を集めました。
たとえば、
・「朝、会社に遅刻する」と「アポイントに間に合わない」
・「読書の時間を作れない」と「資格の勉強時間が取れない」
・「じょうずな“手抜き”ができない」と「“ついで”ができない」
のように、これまで見落とされたがちだった、似ているようでメカニズムも解決法も違う「お困りごと」を超細分化した画期的な一冊!
【本書の内容】
Chapter.1 生活リズムがいつも乱れ気味
Chapter.2 滑り出しはいいのに、なぜか遅刻ギリギリ
Chapter.3 段取りや準備で頭がパンクする
Chapter.4 コミュニケーションがなんだかうまくいかない
Chapter.5 「整理整頓」は永遠のテーマ
Chapter.6 情報や文章や音声が頭に入ってこない
Chapter.7 人の立場も仕事も優先順位がわからない
Chapter.8 融通がきかない、 手の抜き方がわからない
Chapter.9 ひとつのことに集中していられない
Chapter.10 メモ・文章・メールなどアウトプットが苦手
Chapter.11 計画を立てるのが苦手
Chapter.12 思考や気持ちの切り替えがなかなかできない
Chapter.13 先延ばしにする
なかしま・みすず
1978年福岡生まれ、臨床心理士。公認心理師。心理学博士(九州大学)。専門は時間管理とADHDの認知行動療法。
肥前精神医療センター、東京大学大学院総合文化研究科、福岡大学人文学部などの勤務を経て、現在は中島心理相談所 所長。他に、九州大学大学院人間環境学府にて学術協力研究員および独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター臨床研究部非常勤研究員を務める。
『ADHDタイプの大人のための時間管理ワークブック』(星和書店)、『働く人のための時間管理ワークブック』(共著、星和書店)『脱ダラダラ習慣!1日3分やめるノート』(すばる舎)など著書は本書を含めて51冊にのぼる。
時間管理の専門家として「あさイチ」(NHK)にたびたび出演、「ABEMA Prime」にて遅刻をテーマにひろゆき氏と対談するなど、メディアでも活躍。本書発売時点で11年目となる朝日新聞デジタルの医療サイト「朝日新聞アピタル」での連載コラム「上手に悩むとラクになる」のほか「NewsPicks」でも時間管理のコラムを連載している。