「巨人が強くなったのではない。他がだらしないのだ」
4年ぶりリーグ優勝“新生巨人”の1年目を
92歳・大御所OBが激辛総括!
なぜDeNAに負けたのか?
阪神・広島はなぜ失速した?
大谷翔平の来季はどうなる? ――球界の未来を語り尽くす。
【目次】
第1章 検証・阿部巨人の1年目
・成功した大城・岸田・小林の正捕手争い
・なぜ菅野を開幕投手にしなかったのか
・エース戸郷のセンスと限界
・4番・岡本は得点圏での打撃を磨け ……ほか
第2章 原巨人はどこで間違ったのか
・ビジョンがある監督は岡田と新井
・ドジャースの組織力に学べ
・使い捨て起用では選手は育たない
・“投壊”の責任を桑田に押しつけていいのか ……ほか
第3章 大谷翔平は外野手で三冠王を目指せ
・大谷・山本のドジャース長期契約は間違っている
・元通訳・違法賭博事件の謎
・投手としての限界を示す2度の靱帯損傷
・DHをやめて野手に専念せよ ……ほか
第4章 マイナーリーグに成り下がった日本野球
・いまの佐々木朗希は大リーグで通用しない
・年俸契約を抜本的に改革せよ
・メジャー帰りの選手を甘やかすな
・何度でも言う。クライマックスシリーズはやめろ ……ほか
広岡 達朗(ひろおか・たつろう)
1932年、広島県呉市生まれ。早稲田大学教育学部卒業。1954年、巨人に入団。1年目から正遊撃手を務め、新人王とベストナインに選ばれる。引退後は評論家活動を経て、広島とヤクルトでコーチを務める。監督としてヤクルトと西武を日本シリーズ優勝に導き、セ・パ両リーグで日本一を達成。1992年、野球殿堂入り。2021年、早稲田大学スポーツ功労者表彰。