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創作大賞2023(note主催)朝日新聞出版賞を満場一致で受賞し、発売後即重版した著者、圧倒の受賞後第一作!
音楽が導く、別れの半年を描いた愛の物語。
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幼い日に実の母と離れ、弦楽器職人の里父・岸根央太朗のもとで育った中学2年生の時本拓実。10年の委託期間を終え、実母の家へ戻る時間が迫っている。いずれ別れが来ると知っていた彼は、バイオリンを弾くことだけを好み淡々と日々を過ごしてきたが……。
望まないことに慣れてしまった拓実、引き取ろうと努力する実の母、いつか自分のもとから去ることを分かっていても里子に愛をそそぎつづける里父、それぞれの想いは交差する。
小説初執筆「クリームイエローの海と春キャベツのある家」で創作大賞2023(note主催)朝日新聞出版賞を満場一致で受賞、発売後即重版。静かな筆致で丁寧な描写力、期待の新人、圧倒の受賞後第一作!