7万人が入門した面白い学校がある。松岡正剛の理系・文系を超えたネット上のイシス編集学校。ここで学んだ医師、看護師、教師、経営者、外交官、臨床心理士が仕事場で活用した具体的実例が初公開される。彼らはどのように「編集稽古」をして、心身を柔軟に、そして視点や発想を変えることができたのか。法政大学元総長、現イシス編集学校学長は、軽井沢風越学園理事長と対談し、生成AIの運用を問いかけ、時代の転換期にこそ必要な身体知による編集稽古の重要性を説く。他者の心の奥深くへ、たくさんのわたしに出会う、関係の構築……。
◯本書の目次より(一部)
まえがき――イシス編集学校とはどういうところか
I 他者の心の奥深くへ
今ここからはじめる 他者の心の奥深くへ 「指南」という方法 添削から指南へ 「入る」ということ 問→感→応→答→返
II 編集体験がもたらしたもの
たくさんのわたしに出会う わたしが変わる 心の中の「注意のカーソル」 圧倒的な寛容さと柔軟さ 逆境は再編集のチャンス
III 方法の冒険
学習棄却と再編集
IV 「型」が必要だった
音楽とアートは「型」が必要! 世界がつながる 物語講座 “わかりやすい”とは? 子どもたちを見るまなざし
V 編集とは関係の構築だった
関係の構築 「ルル3条」で気づいた流通の問題 物語編集で乗り越えた
VI さまざまな場所で展開するイシス編集学校
イシス特別バージョン レシピを真似る
VII どこにもない学校を目指して
「自由」について 失敗できる学校 [AIDA]・間・あいだ 一途と多様 AIをどう考えるか?
VIII 編集稽古の基本用語
あとがき