巧妙なうそで人を陥れる、急に怒鳴る、二枚舌、モラハラを繰り返す、人の不幸に快感を覚える――。
人口の1、2割を占めるとされるサイコパス的特性をもつ人は、一見、カリスマ性があり、魅力的な人物にすら見える。だからこそ見つけづらく、違和感を指摘しないまま放置されていく。
しかし彼ら彼女らは、まるで少量の毒薬を毎日盛るかのように、じわじわと周りを蝕み、悪行を伝染させ、多数の被害を出す。
また、サイコパス的な特性はスペクトラム状ゆえ、サイコパスか、そうでないかと二分できるものではない。ふとしたきっかけで、あなた自身に潜むサイコパス的人格が現れる可能性だってある。たとえば、泥酔していたり、旅先や祭りの雰囲気の中で調子に乗ってしまったり……。
ただ、サイコパス的特性を持つ人の発見法、攻略法、そして被害を防ぐ方法もある。
25年以上サイコパスの研究を重ね、論文も多数発表してきた心理学者が、その知見を基に、著名人から職場や学校など身近な実例を多数紹介しながら解説する。ダークな人格を見抜くためのチェックリストも収載。手遅れになる前に、知っておいてほしいことが詰まった決定版。
■本書の目次
第1章 ダークな人格の定義
第2章 悪意ある少数派の代償
第3章 毒はいかにして広がるのか
第4章 10秒で見抜くダークな人格
第5章 一時的にひどい人になる
第6章 続けるべきか、離れるべきか
第7章 毒になる人々に対処するための7つのルール
第8章 問題はわたしだった
■著者略歴
Leanne ten Brinke 犯罪心理学者。ブリティッシュコロンビア大学教授。「Truth and Trust Lab」を運営。法廷、役員室、政府における欺瞞、不信、サイコパス的人格に関する数多くの学術論文を発表、ニューヨーク・タイムズ、フィナンシャル・タイムズ、ワシントン・ポスト、ハーバード・ビジネス・レビュー、BBC、NPR、CBCなどのメディアで紹介されている。