雑誌
小説トリッパー
小説トリッパー 2005年夏季号
定価:943円(税込)
発売日:2005年6月16日
2005年夏季号 
品切れ・再販未定
特集

この十年、作家と仕事

1995→2005

創刊10周年記念エッセイ

  • 江國香織「いまここ」
  • 恩田陸 「そしてすべてが戦場になった」
  • 河合隼雄 「「心のケア」の十年」
  • 桐野夏生 「花の名前」
  • 久世光彦 「「小説トリッパー」との十年」
  • 車谷長吉 「一白水星の低迷運」
  • 椎名誠 「原稿を書くことと送ること」
  • 高橋源一郎 「この十年、あの十年、これからの十年」
  • 田口ランディ 「言葉を発見するための十年」
  • 山本一力 「空欄は自分への不信任投票」

ブックガイド

永江朗「この十年、新人作家のその後をたどる10冊」

第16回 朝日新人文学賞発表

陽だまりのブラジリアン

楽月慎選評

  • 阿部和重「全部ばってん」
  • 小川洋子 感想
  • 重松清 「責任」のとり方
  • 斎藤美奈子 過ぎたるは及ばざるを凌駕する
  • 高橋源一郎 小説柄がいいい

翻訳小説

レアード・ハント 柴田元幸 訳
インディアナ、インディアナ

特別評論

笠井潔

大量死=大量生と「終わりなき日常」の終わり

新連載小説

中原昌也 KKKベストセラー

季刊ブックレビュー

  • 川西政明  辻井喬『終わりからの旅』
  • 中島梓  村上龍『半島を出よ』
  • 小池昌代  町田康『告白』
  • 駒井れん  長嶋有『泣かない女はいない』

連載評論

  • 磯田道史 〈殿様の通信簿〉
    「前田利常2――「徳川の毒」を飲まされた百万石の苦悩」
  • 大塚英志 〈サブカルチャー/文学論〉
    「国策化する「おたく」と脱歴史化」
  • 斎藤 環 〈破瓜型病跡システム〉
    「カーネーションより紅いバラを」
  • 北田暁大 〈社会〈学〉の窓口まで〉
  • 「戦略としての消費社会(3)」

毎日食べる

佐野洋子 「役にたたない日々」

連載小説

  • 池永 陽 「真夜中の運動会」
  • 久世光彦 「百ケン先生 月を踏む」
  • 高橋克彦 「ジャーニー・ボーイ」
  • 坂東眞砂子 「天唄歌い」

連作短篇

  • 乙川優三郎 〈さざなみ情話〉「妹」
  • 金井美恵子 〈快適生活研究〉「隣の娘」
  • 山本一力 〈ツボ師染谷病帖〉「いぶし銀の火皿」

撮り下ろしフォト・ストーリー

佐内正史 「眼差し」

連載コラム

青木るえか 〈主婦の愛欲ひとり旅〉

エッセイ

私を変えたこの一冊

  • 中島京子 あぶりの時にトーヴしならか
  • 森谷明子 羅針盤であり、北極星
  • 三崎亜記 定まらないこと、定まっていくこと

六月の《街道をゆく》
第17回朝日新人文学賞応募規定
執筆者紹介