戊辰戦争でただ一人朝敵となった皇族がいた! 戊辰戦争時、東京・上野で官軍に敗れた彰義隊の頭領にまつり上げられた上野寛永寺門主の輪王寺宮能久親王。旧幕府の榎本武揚率いる旧幕府艦隊に身を寄せて東北を転戦するが、官軍との戦いに敗れて投降、謹慎の身となる……。皇族で唯一の朝敵になった輪王寺宮の知られざる苛烈な生涯を中心に、維新の激動を描く長篇歴史小説。朝日新聞好評連載の単行本化。
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