歌麿が春画で描いた腰巻や下帯、新撰組の衣装、ガンディーのまとった手織布、バリの儀礼用絣グリンシン、日本の着物の生命樹柄……。手作りの布の持つちからとは何か?布はアジア文化のなかでどのように作られ、流通し、愛されてきたのか? 江戸から現在へーー布が結んだ人々の暮らしと心と歴史を、江戸学者が縦横無尽に論じる快著。館山唐桟、こぎん、芭蕉布の職人を訪ねたテキスタイル紀行も収録。カラー口絵8頁。
★のネット書店は、在庫のない場合や取扱いのない場合があります。