分冊百科
日本の国宝
日本の国宝 35号
定価:586円(税込)
表紙:塵地螺鈿金銅装御輿(部分) 誉田八幡宮蔵
発売日:1997年10月7日
35号 
品切れ・再販未定
大阪/誉田八幡宮 道明寺天満宮 道明寺葛井寺 獅子窟寺 桜井神社 水無瀬神宮
古代、大陸からの新しい風は、水陸交通の要衝に位置した南河内にまずやってきました。その代表格のひとつが、朝鮮半島で出土したものと共通点の多い馬具の類です。またこの地域の寺院には、都の仏に負けない技巧がこらされた8、9世紀の仏像があります。

国宝解説
金銅透彫鞍金具/塵地螺鈿金銅装神輿(以上誉田八幡宮)
伝菅公遺品(道明寺天満宮)/十一面観音立像(道明寺)
千手観音坐像(葛井寺)/薬師如来坐像(獅子窟寺)/桜井神社拝殿
後鳥羽天皇宸翰御手印置文/後鳥羽天皇像(以上水無瀬神宮)

所蔵先紹介
誉田八幡宮──応神天皇陵前の廟に始まる
道明寺天満宮──菅原道真の叔母が創建
道明寺──菅原氏ゆかりの尼寺
葛井寺──葛井氏の氏寺として発展
獅子窟寺──「岩屋さん」で親しまれる
桜井神社──和泉古代氏族の氏神を祀る
水無瀬神宮──後鳥羽上皇の御影堂が起源

地域紹介
渡来文化の最前線・古代南河内

特集
古墳時代の馬具

コラム
文道の祖・菅原道真
後鳥羽上皇と神仏