分冊百科
日本の国宝
日本の国宝 68号
定価:586円(税込)
表紙:山越阿弥陀図(部分) 禅林寺蔵 写真・京都国立博物館
発売日:1998年6月2日
68号 
品切れ・再販未定
京都/慈照寺 真正極楽寺 禅林寺 南禅寺 金地院 本能寺
応仁の乱で洛中が荒廃し、東山は宗教・文化のフロンティアとして発展をはじめました。「三十六峰」と呼ばれたように、北は比叡山から南は伏見あたりまで延々と連なる山並みには数多くの寺社が散在します。この東山周辺の寺々に残る国宝の数々を通して中世の京都をとらえます。

国宝解説
銀閣/東求堂(以上慈照寺)
法華経 自巻第二至巻第七(真正極楽寺)
蓮華文磬/山越阿弥陀図(以上禅林寺)
方丈/亀山天皇宸翰禅林寺御起願文案(以上南禅寺)
渓陰小築図/秋景冬景山水図(以上金地院)
伝藤原行成筆書巻(本能寺)

所蔵先紹介
慈照寺--東山文化の到達点
真正極楽寺(真如堂)--兵火をくぐり本尊を守り抜く
禅林寺(永観堂)--浄土信仰の拠点としての念仏寺院
南禅寺/金地院--寺格は「五山之上」
本能寺--信長遭難の寺

特集
東山と中世京都
阿弥陀来迎図の諸相