分冊百科
日本の国宝
日本の国宝 87号
定価:586円(税込)
表紙:円覚寺舎利殿 撮影・荒牧万佐行
発売日:1998年10月13日
87号 
品切れ・再販未定
神奈川/称名寺 光明寺 高徳院 建長寺 円覚寺
源氏三代ののち、新しい武門の府・鎌倉の支配者となった北条氏。彼らは京都文化に対抗して、新しい鎌倉文化を創造しようと意気込んでいました。その象徴が中国から直接禅宗文化を取り入れて、数多く建立された寺院でした。それらの名刹に伝わる文化財をご紹介します。

国宝解説
北条実時像・北条顕時像・金沢貞顕像・金沢貞将像/文選集注(以上称名寺)
当麻曼荼羅縁起(光明寺)
阿弥陀如来坐像(鎌倉大仏)(高徳院)
大覚禅師墨蹟 法語規則/梵鐘/蘭渓道隆像(以上建長寺)
舎利殿/梵鐘(以上円覚寺)

所蔵先紹介
称名寺--金沢北条氏の菩提寺
光明寺--江戸時代に繁栄
高徳院--山を後光に本尊の阿弥陀
建長寺--鎌倉五山第一位の名刹
円覚寺--元寇の戦没者のため創建

歴史と文化
辺境から武門の府へ 古代・中世の神奈川

特集
五山の変遷
関東の頂相彫刻

コラム
武士の学問
鎌倉大仏造立の謎