栃木/日光東照宮 輪王寺 二荒山神社 史跡足利学校 笠石神社、群馬
家康を祀るため徳川幕府が総力を尽くして造営した日光東照宮。かつては華美に過ぎるともいわれました。その建築群と装飾は今なお大自然の内懐に抱かれて、江戸初・中期の生命力あふれる美意識を伝えます。ザビエルが「日本国中、最も有名な大学」と認めた足利学校の古典籍も登場。
●国宝解説
陽明門/東西回廊/正面及び背面唐門/東西透塀/本殿、石の間及び拝殿/太刀 銘助真/太刀 銘国宗(以上日光東照宮)
大猷院霊廟/大般涅槃経集解(以上輪王寺)
大太刀 銘備州長船倫光/小太刀 銘来国俊・黒漆蛭巻太刀拵(以上二荒山神社)
宋刊本文選/宋版周易注疏/宋版尚書正義/宋版礼記正義(以上史跡足利学校)
那須国造碑(笠石神社)
●所蔵先紹介
日光東照宮--家康を祀る聖地の霊廟
輪王寺--関東以北の一大霊場
二荒山神社--男体山の山岳信仰
史跡足利学校--ザビエルも認めた大学
笠石神社--光圀の命で創られる
●歴史と文化
妙義詣に見る江戸期の旅と建築(群馬)
●特集
日光東照宮の彫物と彫物大工
霊廟建築にふさわしい権現造の展開
●コラム
日光東照宮の装飾技術
古墳が多い群馬県