イギリス公使の通訳として、幕末から明治の日本に滞在したアーネスト・サトウの半生を追う大作、『遠い崖』全14巻中の第12巻。2度目の賜暇を得てイギリスに帰国したサトウは、法廷弁護士を目指して法律の勉強に着手し、さらに合間をぬってヨーロッパ大陸への旅行や音楽会といった楽しみを満喫する。2年間の休暇を終えて東京へ帰任する前に、鹿児島へ赴き、西南戦争勃発の現場に居合わせることになった。
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