【十一帖】花散里
去る女君、待つ女君
湖水に漂う源氏絵 「源氏物語絵巻湖水五十四帖」 花散里は月 石踊達哉「花散里」 あらすじ・年立・人物関係図◎小町谷照彦 その一 現代語訳・読みどころ 文=橋本ゆかり 琴の音に誘われ、昔の女に歌を詠む 「源氏物語図扇面散屏風」右隻 筝を弾く女のもとへ使いに立つ惟光 住吉具慶「源氏物語絵巻」 惟光と女のやりとりを探る光源氏 土佐光吉「源氏物語画帖」 惟光に歌を託す光源氏 長次郎「源氏物語画帖」 その二 現代語訳・読みどころ・知識の栞 文=橋本ゆかり 麗景殿女御と昔語りをする光源氏 岩佐勝友「源氏物語図屏風」右隻 光源氏、麗景殿女御と会う 伝土佐光則「源氏絵鑑帖」 語り合う光源氏と麗景殿女御 土佐光則「白描源氏物語画帖」 昔語りのうちに二十日の月が昇る 土佐光信「源氏物語画帖」 |
源氏絵を愛でる楽しみ◎稲本万里子 歌を味はふ◎尾崎左永子 原文を習ふ◎高田祐彦 御簾の内がたり◎山本淳子 「巻名は誰がつけた?」 平安の大事典◎倉田 実 貴族邸宅、飾りつけの作法 「室礼・屏障具」 平成の女房が噂する源氏の恋◎ [大塚ひかり×倉田真由美×辛酸なめ子] 「花散里は控えめで 私と源氏物語◎島田雅彦 |