「輝くような人生の流れに乗るためのボートは、どこにあるんだろう」。誕生日を間近に控えた大晦日の朝、3年間一緒に暮らした彼が出て行った。その原因は……デビュー作で山本周五郎賞を受賞した実力派作家が「家族」を描く、待望の第3作。表題作書き下ろし。
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