この道、ただひとすじに。 2015年末公開・通算119本目の映画『母と暮せば』(山田洋次監督)制作秘話をはじめ、本人を含む芸能界・映画界多数の証言で浮き彫りにする、その純粋でひたむきな半生を綴った初の本格評伝。
<吉永さんの人生そのものが映画なんだ。俳優を生きる、映画を生きるということは、こういうことなんだな>
「わたしも俳優として、そして表現者として、戦争の悲惨さを語りつぎたい、次の世代に残していきたいという思いは強いですね。」(本文より)
【主な証言者】
吉永小百合・渡哲也・石坂浩二・松方弘樹・高橋英樹・宍戸錠・笑福亭鶴瓶・小池栄子・浜田光夫・浅野忠信・山田洋次・行定勲・阪本順治・成島出・舛田利雄・西河克己・出目昌伸・深町幸男・大林宣彦・澤井信一郎・和合亮一・吉田正・木村大作 他
【目次】
序章 吉永小百合、映画『母と暮せば』を語る。
第一章 映画に魅せられて デビュー〜日活映画の頃
第二章 体当たり演技の時代 レコードの大ヒット、独立
第三章 人生の転機 様々な出会い、結婚
第四章 映画女優 殻を破るということ
第五章 円熟の時代 たゆまざる挑戦
第六章 プロデューサーとして 東日本大震災への祈り
終章 映画女優の道、ひとすじ