失踪した若君を探す流浪の旅の末、物乞いにまで堕ちた老藩士(杉本苑子「橋のたもと」)てんぷら屋台に通いつめる、一本気で不器用な還暦の担ぎ売り(山本一力「御船橋の紅花」)憎き兄嫁から強奪した金を、娼家でむしり取られ失意の旗本の四男坊(山本周五郎「七日七夜」)・・・・・・世代を超えて心にしみる、泣ける、人間の情の物語。時代小説の名手たちによる、朝日文庫オリジナル時代小説アンソロジー。
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