最新鋭のゲノム編集技術である「クリスパー」は「DNAのメス」と呼ばれ、狙った遺伝子をピンポイントで修正することができる。現在、この技術を使って、「肉量を大幅に増やした家畜や魚」「腐りにくい野菜」といった食料分野の研究や、エイズや筋ジストロフィーなどの難病治療研究、不妊治療や出生前診断といった生殖医療の研究
寿命を伸ばす老化に関する研究などが急速に進んでいる。この分野にはグーグルやアマゾンも注目し、AIを使っパターン解析などでその速度を速めている。
これからますます注目されるゲノム編集技術の最先端の動きと具体的な事例、日本の大学や産業界の取り組みを
紹介していく。