動物と会話できる医者のドリトル先生と助手のスタビンズ少年は、英国の調査船がガラパゴス諸島に向かうと聞き、島の大自然が英国によって荒らされるのを防ぐべく、先生たちは手作りの気球でガラパゴスを目指す。だが気球は墜落して不時着し――。本家「ドリトル先生」シリーズの世界観やキャラクターを土台に紡がれる、完全オリジナルストーリー。奇想天外で楽しい冒険物語にして、10歳の少年スタビンズくんが、自然や社会を知っていく成長物語。生物学者・福岡ハカセが科学の知識はもちろん歴史、文化などもストーリーに巧みに織り込んでおり、楽しく読みながら自然と多くのことが学べ、読者の好奇心を広げてくれる一冊でもあります。