【内容】
本書には、史上初の天文観測衛星から、2040年代までに計画されている宇宙望遠鏡まで、計77機以上を網羅。
1章では「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の最新画像、3章では「ハッブル宇宙望遠鏡」の最新かつ歴史的画像を掲載。
また、各機体が撮像した画像や、観測内容をよりよく理解するため、2章では「恒星の進化」や「宇宙の謎」を解説。
5章では「宇宙望遠鏡の基本」を詳しく紹介しています。
関連動画にすぐアクセスできるQRコードを併載。
装丁は高級感ある上製本。
【本書より】
1960年代以降、数多くの宇宙望遠鏡や天文観測衛星が、さまざまな軌道上に打ち上げられてきました。そこで取得された膨大な画像やデータは、かつて私たち人類が目にしたことのない、驚異的な宇宙の姿を映し出しています。
こうした天文観測の進歩によって、「どのように地球が生まれたのか」「なぜ宇宙は誕生したのか」「どこから私たちは来たのか」さえ、いま私たちは知ろうとしています。
【目次】
Chapter 1 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、ファーストスターを探す
Chapter 2 宇宙と恒星の超基本
Chapter 3 ハッブル宇宙望遠鏡、人類がはじめて見た宇宙
Chapter 4 宇宙望遠鏡の軌跡 1961-1999
Chapter 5 宇宙望遠鏡の超基本
Chapter 6 宇宙望遠鏡の軌跡 2000-2040s
Chapter 7 宇宙望遠鏡ミッションリスト 1961-2040s
【掲載機】
●1960年代
エクスプローラー11号/エアロビー150・ロッシ&ジャコーニ/ヴェラ1-6号/OAO 2/OAO 3
●1970年代
SAS-A「ウフル」/SAS-B/ANS/COS-B/HEAO-1/IUE/HEAO-2/はくちょう/HEAO-3
●1980年代
ひのとり/IRAS/てんま/EXOSAT/ぎんが/ヒッパルコス/COBE「コービー」/グラナート
●1990年代
ハッブル宇宙望遠鏡/ROSAT/アストロ1/コンプトンガンマ線観測衛星/ようこう/EUVEあすか//SFU/アストロ 2/ISO/ロッシXTE/ベッポサックス/はるか/AMS-01SWAS/WIRE/FUSE/チャンドラ/XMMニュートン
●2000年代
HETE 2WMAP/インテグラル/GALEX/スピッツァー/スウィフト・ニール・ゲーレルス・スウィフト/すざく/あかり/ひので/COROT/フェルミガンマ線ケプラー/ハーシェル/プランク/WISE・NEO WISE
●2010年代
AMS-02/NuSTAR/ひさき/ガイア/LISAパスファインダー/ひとみ/NICER/TESS/スペクトルRG/CHEOPS
●2020年代以降
ジェイムズ・ウェッブ/IXPE/NASAサウンディングロケット・ミッション/ユークリッド/XRISM/巡天/SPHEREx/PLATO/ナンシー・グレース・ローマン/NEOサーベイヤー/アテナ/LISA/HWO
【監修者】
縣 秀彦(あがた・ひでひこ)
1961年生、長野県出身。東京学芸大学大学院修了(教育学博士)。国際天文学連合(IAU)・国際普及室(OAO)スーパーバイザー、国立天文台・准教授 / 総合研究大学院大学・准教授、一般社団法人宙ツーリズム推進協議会・代表、信濃大町観光大使。著作物多数。NHKラジオ深夜便『ようこそ宇宙へ』、NHK 高校講座『地学基礎』に出演。
【著者】
鈴木喜生(すずき・よしお)
1968年生、愛知県出身、明治大学商学部卒業。出版社の編集長を経て、著者兼フリー編集者へ。宇宙開発、科学技術、第二次大戦機、マクロ経済学などのムックや書籍を手がけつつ、自らも執筆。書籍『動画と図解でよくわかる 宇宙飛行士』(朝日新聞出版)のほか、著書多数。