國華 第1554号　第130編　第9冊

　　＜論文＞

• 上官周の功臣図像とヘンドリク・ホルツィウスの「四季」
  ―『晩笑堂竹荘画伝』（一七四三年序）にみる肖像の実在感の由来―
  執筆＝小林宏光（上智大学名誉教授）
  
  ＜解説＞
  

• 祐栄筆 出山釈迦・蜆子・猪頭図
  執筆＝橋本慎司（栃木県立美術館）

• 司馬江漢筆 三囲雪景図
  執筆＝金子信久（府中市美術館）

• 渡邊省亭筆 室積遊女長之図
  執筆＝古田あき子（美術史家）

• 明時代 八仙図
  執筆＝楊　雅琲（奈良文化財研究所）

      ＜図版＞

• 上官周原画 『晩笑堂竹荘画伝』［図版1・カラー］
  個人    
  乾隆8年（1743）木版　3枚　各縦22.5㎝　横15.7㎝

• ヘンドリク・ホルツィウス原画 ヤン・サーレンダム版刻　「四季」［図版2・カラー］
  東京都 　町田市立国際版画美術館
  1601年　エングレーヴィング　4枚　各縦23.0㎝　横16.0㎝

• 祐栄筆 出山釈迦・蜆子・猪頭図［図版3・カラー］
  個人
  紙本墨画　3幅対　各縦73.5㎝　横30.0㎝

• 司馬江漢筆 三囲雪景図［図版4・カラー］
  個人
  絹本油彩　額装　縦42.1㎝　横114.5㎝

• 渡邊省亭筆 室積遊女長之図［図版5・カラー］
  個人
  絹本着色　1幅　縦150.0㎝　横39.0㎝

• 明時代 八仙図［図版6・カラー］
  個人
  絹本着色　2幅対　右幅：縦167.0㎝　横100.6㎝　
  左幅：縦167.0㎝　横100.4㎝

第1555号　第130編　第10冊
特別定価6,000円+税
2025年5月20日発売予定

特輯　和様の螺鈿

  ＜論文＞

• 和様の螺鈿――國華特輯号に寄せて――
  執筆＝小松大秀（國華社）
  
  
• 鎌倉市発掘の遺物から見た中世螺鈿の特質――黒漆地螺鈿の隆盛と背景――
  執筆＝小池富雄（元鶴見大学）
  
  

  ＜研究ノート＞

　・螺鈿の技法と表現
　　執筆＝室瀬和美（漆芸家）

  ＜解説＞

• 片輪車蒔絵螺鈿手箱
  執筆＝猪熊兼樹（東京国立博物館）
  
  
• 巴螺鈿鞍
  執筆＝川畑憲子（九州国立博物館）
  
  
• 黒漆瓜螺鈿鞍
  執筆＝内田篤呉（MOA美術館）
  
  
• 牡丹花唐草蒔絵螺鈿説相箱
  執筆＝永田智世（根津美術館）
  
  
• 伝長野横笛作　蝶蜻蛉蒔絵螺鈿料紙硯箱
  執筆＝小松大秀（國華社）
  
  
• 菊蒔絵螺鈿書棚
  執筆＝五味　聖（皇居三の丸尚蔵館）

  ＜図版＞

• 片輪車蒔絵螺鈿手箱[図版1・カラー]
  東京国立博物館
  木製漆塗　1合　縦22.4㎝　横30.6㎝　高13.5㎝
  
  
• 巴螺鈿鞍[図版2・カラー]
  熊本県立美術館
  木製漆塗　1背　前輪高27.0㎝　後輪高32.0㎝　居木長42.6㎝
  
  
• 黒漆瓜螺鈿鞍[図版3・カラー]
  静岡県埋蔵文化財センター
  中屋遺跡出土　木製漆塗　1背　前輪復元高30.6㎝
  後輪高29.4㎝
  居木長38.5㎝
  
  
• 牡丹花唐草蒔絵螺鈿説相箱[図版4・カラー]
  東京都　根津美術館
  木製漆塗　1口　縦35.0㎝　横29．5㎝　高14.6㎝
  
  
• 伝長野横笛作　蝶蜻蛉蒔絵螺鈿料紙硯箱[図版5・カラー]
  国（文化庁保管）
  木製漆塗　一具　料紙箱：縦39.6㎝　横30.6㎝　高13.2㎝　
  硯箱：縦22.7㎝　横15.7㎝　高3.9㎝

• 菊蒔絵螺鈿書棚 [図版6・カラー]
  国（皇居三の丸尚蔵館収蔵）　　
  考案：六角紫水　蒔絵：川之邊一朝　金具彫刻：海野勝珉
  木製漆塗　1基　高122.0㎝　幅135.5.㎝　奥行46.6㎝
  
  

國華編輯委員

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