アジア・アフリカ・オセアニア編
「アチェベ、センベーヌ、ゴーディマ」ほか
<アフリカの文学>
アフリカ人自身によるアフリカ社会の姿を、初めて描いたアチェベ。小説から映画にまで手を伸ばしたセンベーヌ。アパルトヘイトの中で書き続けた女性白人作家ゴーディマ。差別と植民地化を体験したアフリカが提示する文学の生命力を見つめます。
アフリカ文学の生命力は人種や国境、地域を越え、世界へ広がっていく。/福島富士男(東京都立大学教授)
アチェベ、ショインカ、グギ
アフリカ文学の台頭/平尾吉直(東京都立大学助手)
ベッシー・ヘッド ボツワナに新たな生を求めて/楠瀬佳子(京都精華大学教授)
ブチ・エメチェタ
現実の母を描く/大池真知子(広島大学講師)
アミナタ・ソー・ファル 猪突猛進する女性たち/元木淳子(法政大学助教授)
口承文芸
モシ王国と声の力/川田順造(広島市立大学教授)
<センター>アフリカ文学の根底にあるもの/福島富士男
センベーヌ・ウスマン
小説から映画への道筋/恒川邦夫(一橋大学教授)
ネグリチュード運動とサンゴール/恒川邦夫
モンゴ・ベティ
支配の神話を暴く/砂野幸稔(熊本県立大学教授)
ホーヴェ、オクリ
アフリカ文学への新風/溝口昭子(国際医療福祉大学講師)
スワヒリ語作家サイドの挑戦/竹村景子(大阪外国語大学助教授)
ナディン・ゴーディマほか
アパルトヘイトと文学/福島富士男
文学小事典
男うた女うた119 水のかがやき/馬場あき子(歌人)
文学を旅する119 臼杵/川本三郎(評論家)
マンガ 超誤訳・世界文学全集119 バーガーの娘/高橋春男
書物との付き合い史22(最終回) 本の未来は?/高宮利行(慶應義塾大学教授)
編集委員
●安 宇 植(桜美林大学国際学部教授)
●池内 紀 (ドイツ文学者)
●池澤夏樹(作家)
●池田 修 (大阪外国語大学教授)
●井波律子(国際日本文化研究センター教授)
●上野洋三(国文学研究資料館教授)
●牛島信明(東京外国語大学教授)
●鹿島 茂 (共立女子大学文芸学部教授)
●樺山紘一(東京大学文学部教授)
●川村 湊(文芸批評家、法政大学第一教養部教授)
●川本三郎(評論家)
●喜志哲雄(京都大学文学部教授)
●沓掛良彦(東京外国語大学教授)
●小森陽一(東京大学教養学部教授)
●佐佐木幸綱(歌人、早稲田大学政経学部教授)
●高山 宏(東京都立大学人文学部教授)
●巽 孝之(慶應義塾大学文学部教授)
●徳田和夫(学習院女子短期大学教授)
●徳永宗雄(京都大学文学部教授)
●沼野充義(東京大学文学部助教授)
●野谷文昭(立教大学大学教育研究部教授)
●三田村雅子(フェリス女学院大学文学部教授)
●宮下志朗(東京大学教養学部教授)
●リービ英雄(作家、法政大学第一教養部教授)
●和田忠彦(神戸市外国語大学教授)