テーマ編
文学はどこへ向かうか
古今東西の文学を通観してきた大好評の本シリーズも、いよいよ完結へ。今、文学には何ができるのか。そして将来、文学はどうなってしまうのか。無限にも、また、無力にも見える21世紀の文学について、最前線の文学者たちが語ります。
選択を強いる世界に対抗し、ことばを用いる表現者は、新しい物語を生み出した。/リービ英雄(作家・法政大学教授)
「新しい世界文学」の創造/沼野充義(東京大学助教授)
文学の未来の可能性へ/樺山紘一(国立西洋美術館長)
「くるみ割り式」の至福/室井光広(作家)
日本文学は「進化」するのか/川村 湊(文芸批評家・法政大学教授)
<センター>ムットーニ作モーションボックス『書斎』
座談会
「文学はどこへ向かうか」/リービ英雄×沼野充義×富岡幸一郎(文芸評論家・関東学院女子短期大学助教授)
小さな言語の自己主張/多和田葉子(作家)
「日本のマイノリティー文学/川村 湊
時代を代表する魂/井波陵一(京都大学教授)
文学小事典
男うた女うた120 妻の似顔絵/佐佐木幸綱(歌人)
文学を旅する120 田川/川本三郎(評論家)
マンガ 超誤訳・世界文学全集120 文学の行方/高橋春男
編集委員
●安 宇 植(桜美林大学国際学部教授)
●池内 紀 (ドイツ文学者)
●池澤夏樹(作家)
●池田 修 (大阪外国語大学教授)
●井波律子(国際日本文化研究センター教授)
●上野洋三(国文学研究資料館教授)
●牛島信明(東京外国語大学教授)
●鹿島 茂 (共立女子大学文芸学部教授)
●樺山紘一(東京大学文学部教授)
●川村 湊(文芸批評家、法政大学第一教養部教授)
●川本三郎(評論家)
●喜志哲雄(京都大学文学部教授)
●沓掛良彦(東京外国語大学教授)
●小森陽一(東京大学教養学部教授)
●佐佐木幸綱(歌人、早稲田大学政経学部教授)
●高山 宏(東京都立大学人文学部教授)
●巽 孝之(慶應義塾大学文学部教授)
●徳田和夫(学習院女子短期大学教授)
●徳永宗雄(京都大学文学部教授)
●沼野充義(東京大学文学部助教授)
●野谷文昭(立教大学大学教育研究部教授)
●三田村雅子(フェリス女学院大学文学部教授)
●宮下志朗(東京大学教養学部教授)
●リービ英雄(作家、法政大学第一教養部教授)
●和田忠彦(神戸市外国語大学教授)