奈良/東大寺1
天平の大仏開眼以来、焼失・再建を繰り返してきた東大寺。その明暗に彩られた歴史の中で生み出され、今なお世界中の人々を魅了する宝物は、日本文化の象徴といってよいでしょう。この号では大仏殿と大仏を中心とした国宝を紹介するほか、創建当時の姿を探る特集やコラムもあります。
●国宝解説
金堂(大仏殿)/盧舎那仏坐像(大仏)/金銅八角灯籠/金堂鎮壇具
誕生釈迦仏立像・灌仏盤/倶舎曼荼羅図/華厳五十五所絵巻
花鳥彩絵油色箱/葡萄唐草文染韋/賢愚経巻第十五
●所蔵先紹介
東大寺--最も著名な「大仏の寺」
●特集
大仏の鋳造
東大寺の創建
「東大寺の古層」への道案内
●コラム
大仏殿の昭和大修理
正倉院と東大寺
国家仏教政策と写経事業