奈良/興福寺1
藤原氏の氏寺として南都に偉容を誇り、度重なる罹災からも不死鳥のごとく蘇った興福寺。復興のエネルギーが新たな美の創造をうながし、各時代に幾多の傑作が生まれました。この号では、人気の阿修羅像など、奇跡的に遺って天平の息吹を今に伝える西金堂創建時の仏像が登場します。
●国宝解説
八部衆立像/十大弟子立像/天燈鬼・竜燈鬼立像/金剛力士立像/千手観音立像
華原磬/金堂鎮壇具/梵鐘/日本霊異記上巻
●所蔵先紹介
興福寺--藤原氏の勃興とともに
●特集
西金堂のほとけたち
地鎮・鎮壇具とは
●コラム
光明皇后と西金堂の建立
抄録・阿修羅のまなざし
八部衆・十大弟子の造像
華原磬の獅子と竜
神仏習合と『日本霊異記』