京都/二条城
徳川将軍の京都における居館として造営された二条城。それは朝廷や公家に対して将軍家の力を誇示するための施設でもありました。二の丸御殿の巨大な空間は黄金の光に満ち、壁という壁は狩野派の絵で埋め尽くされています。特集では、桂離宮、修学院離宮、京都御所の建築と庭園を。
●国宝解説
二の丸御殿(遠侍及び車寄/式台/大広間/蘇鉄の間/黒書院/白書院)
●所蔵先紹介
二条城(京都市)--京における将軍の晴の場
●特集
二の丸御殿の障壁画
後水尾上皇と王朝文化の復興
宮廷の建築と庭園
●コラム
二条城を推理する
東大手門はどこへ?
建築が証す障壁画の年代
幻の橋廊下を復原する
江戸初期の二条城庭園