京都/三宝院 法界寺 歓喜光寺
法界寺の阿弥陀如来と阿弥陀堂は平安時代の浄土信仰の高揚を。歓喜光寺本と呼ばれる一遍の長大な絵巻は鎌倉時代をありありと。大胆な意匠の唐門や、花見や能のための建物を表書院とした醍醐寺三宝院は桃山の斬新さを。京の東南の美は、時代時代を反映して現代に語りかけます。
●国宝解説
表書院/唐門(以上三宝院)
阿弥陀如来坐像/阿弥陀堂(以上法界寺)
一遍上人絵伝(歓喜光寺/清浄光寺)
●所蔵先紹介
三宝院--十二世紀の住院から発展
法界寺--日野の里の古寺
歓喜光寺--中世に栄えた時宗の寺
●特集
永徳と等伯の確執
時衆の信仰と鎌倉社会
●コラム
宗達と醍醐寺