幕末の長州で高杉晋作ら維新の英傑は「たとえわが身は死んでも志は生きる」と信じ、天皇に忠節を尽くし湊川に散った楠木正成を理想として祭った。維新の原動力にもなったこの思想が、日本人の忠誠心をコントロールする思想、「靖国思想」へと変容する。百数十年間の日本人の歴史認識の変遷を跡付ける快著。
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