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620円(本体価格)/682円(税込価格)
『怪談牡丹燈籠』『真景累ケ淵』『鹽原多助一代記』などを自ら創作して演じ、現在でも「落語の神様」と呼ばれる三遊亭圓朝。彼は30歳で明治を迎え、近代化の中で伝統芸能を続けねばならなかった。そのために、山岡鐵舟などの政府の要人と関わって名を売り、怪談噺には「神経」という当時の流行語を使った解釈を付けて、時代の波に乗る。その甲斐あって文化人としての地位を築くが、内心は、旧来の落語を愛する己と時代とのズレや、新時代の芸人の台頭に複雑な思いを抱いていた。伝説の名人の一代記として、また、粋で退廃的な江戸から理性・倫理重視の明治へと切り替わる日本を描いた書としても貴重な一冊。文庫化にあたり、圓朝の生涯を年表化したものを巻末に収録。解説は中野翠氏。