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700円(本体価格)/770円(税込価格)
片岡義男には、珈琲がよく似合う。 たしかな文体とスタイリッシュな世界観。 あらゆる小説的企みにみちた「珈琲」をめぐる5つの物語。 息子を連れて地元にひとり戻ってきた幼なじみと、 「結婚」をしないまま新しい「家族」のかたちを探っていく表題作をはじめ、 珈琲を題材に作家が「小説」を書き上げるまでの思考の軌跡をとらえた 「深煎りでコロンビアを200グラム」、 小田急線沿線を舞台に過去と現在を往還しながら 3人の女性との微妙な関係性を描く「鯛焼きの出前いたします」ほかを収録。 文庫化に際して、巻末エッセイ「珈琲に呼ばれる人」を書き下ろし。 【目次】 豆大福と珈琲 深煎りでコロンビアを200グラム 鯛焼きの出前いたします この珈琲は小説になるか 桜の花びらひとつ 巻末エッセイ 珈琲に呼ばれる人 (解説/柚木麻子)
1700円(本体価格)/1870円(税込価格)
小説には、珈琲がよく似合う。
たしかな文体とスタイリッシュな世界観。
あらゆる小説的企みにみちた「珈琲」をめぐる5つの物語。

子連れで地元に戻ってきた幼なじみと「結婚」をしないまま、新しい「家族」のかたちを探っていく表題作「豆大福と珈琲」(朝日新聞連載)ほか、珈琲を題材に作家が「小説」を書き上げるまでの思考の軌跡を描いた「深煎りでコロンビアを200グラム」、小田急線沿線を舞台に過去と現在を往還しながら3人の女性との微妙な「鯛焼きの出前いたします」ほか3編の書き下ろし作品を収録。