2000円(本体価格)/2200円(税込価格)
「昭和100年」に写真で振り返る
人々の暮らしと時代の熱気。
人間くささ、暮らしのあたたかさが匂ってくる。
(映画監督 山田洋次)
朝日新聞の人気連載「朝日新聞写真館」をもとに再構成。
朝日新聞や「週刊朝日」「アサヒグラフ」などの雑誌に掲載された
報道写真のアーカイブより、昭和の人々の暮らしや社会風俗、
時代の熱量に満ちた写真を選りすぐり、ご紹介します。
◎目次
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■子どもたち
いつの時代も、子どもは元気いっぱい。
なかでも、昭和の子どもたちは別格でした。
遊びに勉強、習い事。
なかには働く子どもの姿も。
戦前、戦中、戦後を生きる子どもたちを
カメラは生き生きととらえていました。
■はたらく
寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
ネイルケアに工場での研究、
バナナのたたき売りや職人の手仕事、
いまではもう見られなくなった職業も。
時代とともに変わりゆく仕事の風景がよみがえります。
■家族、ご近所
会えない父に宛てた手紙。
母と手をつないでの帰り道。
いろりを囲んでの一家団らん。
ご近所総出での雪かき。
家族や地域のつながりをたどれば、
昭和のリアルな暮らしが見えてきます。
■都市の遠景近景
戦後の焼け野原から、人々は立ち上がりました。
街に灯りがもどり、人々が通りを行き交い、
交通手段も大きく様変わりしてきました。
往時の町並み、そこに暮らす人々からは、
時代の熱気まで伝わってくるようです。
■世相をたどる
戦争の時代、敗戦を経ての民主化、
やがて、高度経済成長の時代の到来とともに
公害問題も表面化していきました。
流行の文化や娯楽も世相のひとコマ。
昭和という時代の喜怒哀楽の表情まで
浮かび上がってきます。
■ジャンプ1963
1963年の「週刊朝日」新春の巻頭グラビアで
3週にわたり連載された「ジャンプ'63」。
著名人の方々100名ほどに
跳ねていただいた様子を撮影した企画でした。
時代を跳躍したトップランナーたちの
レアな一瞬がとらえられています。
■Get Back 昭和――山田洋次さんと歩くあの時代
本書では、報道写真のフォトアーカイブより
昭和の人々の暮らしや社会風俗、
時代の熱量に満ちた写真を選りすぐり、
ご紹介してきました。
長きにわたる時代をリアルタイムで体験してきた人の目に、
これらの写真はどう映るのでしょう。
1931年(昭和6)生まれ、なお現役の映画監督として、
日々を生きる人々の物語を紡ぎ続ける山田洋次さんと、
昭和界隈をめぐります。
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