週刊藤沢周平の世界 28号

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週刊藤沢周平の世界 28号

定価:586円(税込)
表紙:蓬田やすひろ/画
発売日:2007年5月24日
  28号 

品切れ・再販未定

春秋山伏記

山伏が村にやってきた

抄録1 『春秋山伏記』

「おんぎょうでは無」
と、大男は重おもしくおとしの言葉を訂正した。
「俺は羽黒がらきた山伏だ」

◆あらすじ
◆人物相関図
◆ストーリー・マップ

抄録2 『春秋山伏記』

「お前、鷲蔵さんでねえろが?」
「ンだ」と大男の山伏は言った。
「あいや、肝消だ(驚いた)ごど」

抄録3 『春秋山伏記』

「おきぐも、これがら稔らねばの。
そのうち、この稲みてえに、光るようになるぞ」

抄録4 『春秋山伏記』

「やっぱり狐がの」と、大きなひとりごとを言うのが聞こえた。

立松和平が読む『春秋山伏記』

すべての人が救われる物語

◆歴史を知る

村の中の山伏たち

内藤正敏

◆絵で見る

羽黒山伏の装束

監修 内藤正敏/イラスト 黒澤達矢

抄録5 『春秋山伏記』

「おまえは、狐か」
しばらく睨みあったあとで、大鷲坊は低くドスをきかせた声で言ってみた。すると、娘がにやりと笑った。

抄録6 『春秋山伏記』

部屋の中は、耐えがたいほど暑かったが、五人の山伏は身じろぎもせず、弓に矢をつがえたまま、経文をとなえつづけていた。

抄録7 『春秋山伏記』

「喜べ、おとし。道が見つかったぞ」
崩れるように腰をおろして、大鷲坊が言うと、
おとしはやつれた顔にみるみる喜色をうかべた。

◆歴史を知る

江戸時代の村と「憑きもの」

小松和彦

◆藤沢周平かわら版(28)

箕つくりの村が繋いだ不思議な縁


◆作品の舞台を訪ねる『春秋山伏記』


◆文庫紹介


◆藤沢周平の面影

愛用の品々

[連載]

藤沢文学を読み解く(28)

「山伏」が見た民俗世界

松本健一


江戸の暮らし基礎講座(28)

伊能忠敬のセカンドライフ

竹内 誠


海坂の食卓(28)

小茄子の漬物

石塚 亮


藤沢周平 この一冊(28)

『海鳴り』人生の真実が描かれている小説

小泉武夫


「熈代勝覧」を歩く(28)

日本橋南橋詰

小澤 弘