新書
人を育てよ
日本を救う、唯一の処方箋
丹羽 宇一郎
ISBN:9784022736321
定価:836円(税込)
発売日:2015年9月11日
新書判並製  216ページ  新書0532 
品切れ・再販未定

失われた20年、人口減少、超高齢社会──。厳しさを増す環境の中で、日本が生き残る唯一の道は教育へ投資して「人」を作ることしかない。基礎学力と倫理観がある中間層が、世界に誇る日本の「安心・安全ブランド」を作り上げてきたのだ。伊藤忠商事前会長・前中国大使が、苦しいときこそ原点に返った人への投資を説く、救国の教育論!
【目次】
序章 五〇年後の世界を見据えて
人口一〇〇億人の世界で出てくる、二つの問題/世界で“争奪戦”が起きるタイミング/悲観的に考え、楽観的に行動する/日本の「安心・安全」を担保するものは何か? ほか
第一章 家庭でしか教えられないこと
「アリ」の時代が基礎を作る/お尻を叩け/褒めるときはとことん褒める/子どもに必要な「絶対的恐怖」を感じる存在/叱り方のTPO/おふくろの存在/「名古屋病」が日本中に伝染している? ほか
第二章 教育「格差」社会
いつから日本は教育後進国になったのか?/教科書が萎縮している?/学校格差社会/固定した格差は、着実に国力を奪う/目指すは「Equal Opportunity」/「ゆとり」は老人だけでいい/管理された「詰め込み」もいらない ほか
第三章 エリートも中間層も没落
「持てる者」と「持たざる者」/「ジャパン・ブランド」を支えた中間層/山中教授はもういらない?/中国の技術は優れている、しかし……/フランスが犯した失敗/絶望した弱者の存在がテロを生む/非正規社員を全廃せよ ほか
第四章 教育で作り出す「日本の生きる道」
観光と農業が日本の生きる道/農業がもたらす環境破壊の実態/種子革命の功罪と日本の可能性/技術のすそ野とは何か/弱者に寄り添う政治/地域・業種を超えた交流が、中小企業再生の秘訣 ほか

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