「これでは企業も国家も滅びる!」
新型ウイルスの災厄に翻弄される世界情勢の中、日本と日本人の生き方もまた、混迷と不安の度を深めている。
こんな時こそ、揺るぎない「確かな指針」が必要だ。
ビジネス・外交・読書を通じて知見を磨いたた丹羽宇一郎。
半世紀に及ぶ近現代史研究で「歴史の教訓」を追う保阪正康。
ともに軍靴の響きが高まる昭和14(1939)年生まれ。
「ワンチーム・ニッポン」は危うい!
「空気の支配」が全ての元凶だ!
権力者は6年で腐る!
危機の中、初顔合わせの両者が、「熱論」を繰り広げる。
いかなる事態でも動じず、かつ、変化を恐れずに――。
冷静な知性を歴史に探る。
〈目次〉
はじめに 社会不安の時代から、次代への「申し送り」 保阪正康
序章 1945年の記憶から始めよう
第1章 なぜ歴史を伝えなければならないのか
第2章 戦争を直視する
第3章 日本社会の「空気」と「リーダー」のありかた
第4章 「批判」する勇気ーーアメリカ、天皇、朝鮮半島
第5章 日本と中国の関係を考える
第6章 2020年からの日本と日本人
第7章 読書のすすめ
終章 未来と過去からの問いかけ
おわりに 小さな蟻は何を見ているのか 丹羽宇一郎