160年にわたる日本近現代史と
20時間を超える両陛下との「歓談」から
浮かび上がった――天皇五代の「恐れ」と「祈り」。
明治以来、天皇の名のもとに日清・日露など4回の戦争が行われた。この時、明治・大正・昭和の天皇は皆、強い恐怖感にさいなまれた。
なぜなのか?
平成、令和と続く五代の天皇と軍事とのかかわりの真相を解明する。
著者は平成の天皇と美智子皇后に皇居のお住まいに招かれて、故・半藤一利さんらと共に20時間を超える歓談の機会を得た。
お二人の穏やかな素顔と、先帝への真摯な姿勢をうかがって、
著者は、あることに気付くのだった。
「この貴重な体験を得て、私は天皇と天皇制について錯覚をしていたことが分かった」
歴代の天皇は、何をどのように恐れていたのか?
平成と令和の天皇は、何を伝承し何を祈るのか?
天皇五代の軍事と非軍事に迫る。
著者のライフワークの総決算となる書。
〈目次から」
第1章 明治天皇と日清・日露戦争
第2章 大正天皇の詩情と第一次世界大戦
第3章 昭和天皇の軍事と非軍事の時代
〈平成の天皇皇后との「歓談」で読み解く〉
第4章 平成の天皇の非軍事の思想
〈皇居の内側で感じたご夫妻の「願い」〉
第5章 令和の天皇の「8月15日」