*21~25号は刊行順を変更しています。
日本I
万葉集
<日本的感性の基盤>
7世紀から8世紀にかけて、日本では律令制国家が形成される。文化の中心としての宮廷は「和歌」を生み出し、柿本人麻呂や大伴家持、額田王らによって、自然や季節、旅と人生、恋の歌など、現代人の心にも響く多彩な文芸が花開く。「万葉びと」の豊かな心の世界を旅する。
宮廷社会を背景に、多彩な和歌が生まれた。/森 朝男(フェリス女学院大学教授)
万葉の秀歌/森 朝男
有馬皇子、大津皇子
悲運の皇子たち/近藤信義(立正大学教授)
柿本人麻呂、山部赤人
宮廷を彩る歌文化/森 朝男
額田王、大伴坂上郎女、皇女たち
宮廷の女性が詠む/高野正美(東京都立短期大学教授)
高橋虫麻呂
美女伝説と仙境への憧れ/菊池威雄(神奈川県立衛生短期大学教授)
<センター>みやびへと向かう『万葉集』/森 朝男
山上憶良、大伴旅人、沙弥満誓
中国文学の享受/辰巳正明(大東文化大学教授)
「好去好来」の中の日本語/リービ英雄(作家、法政大学教授)
大伴家持
和歌的季節観の成立/多田一臣(東京大学教授)
宮廷女官の悲恋/中西洋子(歌人、目白学園女子短期大学教授)
東歌と防人歌
束の間の解放/佐佐木幸綱(歌人、早稲田大学教授)
平城京と郊外/古橋信孝(武蔵大学教授)
文学小事典
男うた女うた22 霊との言問い/馬場あき子(歌人)
文学を旅する22 ハイデルベルク/小池 滋(東京女子大学教授)
マンガ 超誤訳・世界文学全集22 万葉集/高橋春男
世紀末パリの怪物たち19 エドモン・ド・ゴングール/鹿島 茂
編集委員
●安 宇 植(桜美林大学国際学部教授)
●池内 紀 (ドイツ文学者)
●池澤夏樹(作家)
●池田 修 (大阪外国語大学教授)
●井波律子(国際日本文化研究センター教授)
●上野洋三(国文学研究資料館教授)
●牛島信明(東京外国語大学教授)
●鹿島 茂 (共立女子大学文芸学部教授)
●樺山紘一(東京大学文学部教授)
●川村 湊(文芸批評家、法政大学第一教養部教授)
●川本三郎(評論家)
●喜志哲雄(京都大学文学部教授)
●沓掛良彦(東京外国語大学教授)
●小森陽一(東京大学教養学部教授)
●佐佐木幸綱(歌人、早稲田大学政経学部教授)
●高山 宏(東京都立大学人文学部教授)
●巽 孝之(慶應義塾大学文学部教授)
●徳田和夫(学習院女子短期大学教授)
●徳永宗雄(京都大学文学部教授)
●沼野充義(東京大学文学部助教授)
●野谷文昭(立教大学大学教育研究部教授)
●三田村雅子(フェリス女学院大学文学部教授)
●宮下志朗(東京大学教養学部教授)
●リービ英雄(作家、法政大学第一教養部教授)
●和田忠彦(神戸市外国語大学教授)